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| 電話機について思うこと |
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| 2000.11.16 | 【受話器は左手用?】 電話機はどれも受話器を左手で持つように設計されています。公衆電話を始め、どの電話機も受話器のコードが本体の左側から出ていることからそれはわかります。おそらく、ダイヤルを回すのは右手の方がしやすいから、必然的に受話器を左手に持つように設計したのでしょう。電話をしながらメモを取るときもその方が都合がいいので、それが当然のスタイルになったのだと考えられます。ちなみに、就職すると研修で受話器を左手に持って右手でメモを取るように教育されます。(これはメモすることが目的なので左利きの人に右手で字を書くことを強制するわけではありません) 左利きの人にとっては、ペンをどちらの手に持つかによって電話機の使いやすさが正反対のものになります。 左利きでもペンを右手に持つ人の場合、左手で受話器を持ち、右手でダイヤルし、そのままメモも書けるのでとても都合がいいものです。 しかしペンを左手に持つ人の場合、左手に受話器を持ってそのまま左手でダイヤルをするというのは至難の業でした。メモするときは受話器を右手に持ち替え、コードがあるものだから強引に左の耳に当てて…と、とても窮屈な姿になります。 右利きの人にとっても不便な点はあります。受話器を持ち上げる手が右手、それを左手に持ち替えて左耳に当てて使う人の場合、そのまま受話器を本体に戻すとコードが必ずねじれます。やたらねじれている電話機があればそんな人のしわざだと思っていいでしょう。(ただ本人が不便と思っていないことが多い) しかしながら、利き手に関係なくほとんどの人は受話器を左手で持って左の耳に当てる、それが当然でした。 【左利きに便利に】 プッシュボタン式の電話機が普及すると左手に受話器を持ったまま左手で操作するのが楽になりました。さらに進化してコードレスホンになると受話器本体にダイヤルボタンが付いているので、リモコンを持つように片手操作が基本になります。左手で持ってそのまま親指でボタンが押せる、「左利きの方が便利やん」と思える貴重なケースです。 携帯電話についても同じです。実際、ジョグダイヤルは全て左手で持ったときに親指で操作しやすい位置(本体左側の上方)につけられていました。もしこれを右手で持った場合は人差し指で行わなければならず、ボタン操作に移るときには右手の中で位置をずらす必要があるので、右利きの人には不便でした。 【右手で持つ人が増えました】 でもコードレスになった時点で左手で持つ意味はほとんどありません。あるのは「これまでの習慣」と「右手で字を書くから」という理由だけ。右耳に当てることに抵抗がなければ右利きの人は全て右手で使うのが当然のなりゆきでしょう。 最近になって受話器を右手で持つ人が「急増」しています。これはiモードをはじめとした情報端末としての使用が拍車をかけたのではないかと思います。メール書き込みなど頻繁なボタン操作が中心になると右利きの人は当然右手に持ちます。携帯電話のCMでも安室奈美恵さんや広末涼子さんは右手に持って操作しています。 そして通話もそのまま右手でという人が増えました。実際、ジョグダイヤルの位置もセンターに変わってしまいました(※)。どちらの手でも持ちやすくなったのは良いことだと思います。 【右利きの人も矯正】 現在学生ぐらいの世代で受話器を左手で持つ人は少ないんじゃないかと思います。 というのは、コードレス電話があたりまえの中で育って、普段使うのが携帯、電話しながらメモすることは滅多にない、そんな環境に置かれれば左手に持つ必要がない。さらに右の耳で聞く方が言葉を理解しやすいとも言われているし…。 実際、コードのある電話さえも右手で持って右耳に当てる人を多く見かけるようになりました。テレビドラマのなかでも右手に持つ役者さんが増えています。ますます右手右耳派が増えそうです。 別にそれは構わないのですが、ただ、就職したときに研修で受話器を左手で持つよう「矯正」させられるのかな…と。 オフィスでコードのねじれた電話機が増えそうな予感がします。 (※=通話中心の機種ではジョグダイヤルが左側に付いているものがあります。) |
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